これらは公約ではありません。いまはまだ「夢」であり私の理想とする大田区の姿です。
多くの乗り越えなくてはならない高くて堅い障壁がいくつもあります。
時間をかけて、多くの仲間の力でそれらを乗り越え、打ち倒した先にある「理想」に向かって、皆さんとともに歩を進めて参ります。
「教育」
- 古来より、義務教育により国民の教育水準の向上を図ると同時に、エリート育成も公教育の大切な役割のひとつでした。松下村塾のような私塾(私学)と並び、各藩の藩校で英才教育を施された下級武士出身の若者たちが新しい政府を打ち立て外国と渡り合ったように、基本学力の維持習得に留まらず、先進的かつ高度な教育を行う学区を設定しない特例公立小学校の区内設置を目指し、私立に通うことが難しい家庭の児童であっても将来の日本を担う人材として必要な教育を提供します。
- 大田区の子どもの育成は、学校や教育委員会に任せるのではなく、部局を超えて区行政の叡智を集め、各分野でできる最大限の努力を主体的に行い全区的に関われるようにしていきます。
「福祉」
- 福祉人材の確保が危ぶまれ、介護基盤の維持コストが上昇しています。質の良い介護を充分に確保するためには、介護される人だけではなく「介護する人」も幸せでなくてはなりません。理想とする介護の姿はそれぞれでありひとつの正解を提示することは困難ですが、日本全体を見渡し、国土の均衡開発や地方の雇用確保、若者定住などの観点からも土地や建物などの維持コストが抑えられ、空気や環境、設備の良い郊外、地方と連携した特養待機者の解消を目指します。
- 高齢者、障がい者のみならず、福祉分野の課題は児童、家庭内暴力、対人関係の悩み、性差性自認など複雑多岐に渡ります。この複合的な課題に対応するため、地域団体やNPO団体の持つ知見や情熱を取り入れ、行政が求められる役割を調整し重層的かつ柔軟な福祉の体制を構築していきます。
「文化・経済」
- 大田区の経済支援の在り方を見直し「補助金による維持」ではなく「育成・誘致」を主眼に見すえて施策展開を図ります。個別企業の救済ではなく、地域経済の活性化を通じて大田区の産業が国や世界、人類社会にどのような貢献ができるか、挑戦し発展していける産業構造の形成に力を注ぎます。
- 「中小町工場のまち」と「映画産業のまち」という2つに資産を活かし融合させ、クリエイティブなデジタルアート産業、芸術家や演劇などのカルチャー産業を集積するとともに、川崎市殿町地区のライフサイエンス特区と連携し、医療・創薬ベンチャーのクラスターを形成「最先端医療&最先端カルチャーのまち」としてサイエンスとアートが生み出すパワーで大田区を発信していきます。